テレクラ

 僕は昔、知人の紹介で 某テレホンクラブの受け付け嬢をしていたのは、前にも話したんだけど〔話したっけ〕、そこで起こった奇妙な体験談を書きたいと思います。

 そこでの主な仕事は、接客と掃除、あとPC見ながら簡単な電話回線の切り替えぐらいで そんなにも流行っていない店だったので 店内に客のいないときは もっぱら カウンターのなかで、タバコを吹かして時間を潰すか、運動不足解消の為に 店内の狭い通路を マリリンウォークさながら 御尻の肉を左右に揺らしながら歩いていました。


 そんな 或る日、遅番だった僕は、深夜1時の店内で、帰り支度をしていました。〔営業時間が 深夜2時の為 〕

 早いと思うかもしれませんが、こんな 立地条件が悪くて
ライバル店が向こう50m先にあるような店では このくらいの時間になると ほぼ人が来ることが なかったんです。

 もし来るといえば それは客では なく自称不動産屋の アイパー男だけです。その男は いまどき珍しいくらいの 強面で いつも店に来るときは、まるでいまから
殴りこみにいく前の893みたいな険しい表情をしていました。

 この見た目893みたいな人は この店の元オーナーで知人が この店の権利を買った後でも、関係ないのに ときどき店に来て 教育的指導や 売上金の管理などをしていました。

 そして ときどき奴が 店内にいるときに 外から電話が かかってきたときは すぐさま ボックス席に入り 自ら 受話器を取って 話すのです。


 そして 上手く話が 進んだときは 入ってきたときとは反対にまるで仏様のような顔をして


 「ちょっと行ってくるわ〔ホテルへ〕 後はよろしく頼むよ」

  などと ほざきながら さっそうと きびすを返して店内を後にします。


 いったい何しにきてんでしょうかね、この男は‥


 まあ それはよしとして、その日は なんだか彼が店に寄らないような気が していたので いつものように気を抜いて カウンターで座っていました。

 すると 深夜にも かかわらず1本の電話が‥

 いつもなら 丁寧に応対→ 店の者だと名乗る→また後日かけ直してくれるように懇願する


 の パターンなんですが どうせ店内には誰も いないし 僕だって男ですから 若い女の人と喋りたいので 当然受話器を取ります


 「もしもし、こんばんは。はじめまして」

 こんな調子で 話をはじめ 相手の歳や 趣味 世間話などに華を咲かせます。


 そうして数10分話していたのですが、彼女の声色が 明らかに話しはじめたときとは違うんです。

 甘えったるいというか 色っぽいというか‥

  そして ついに彼女は 受話器ごしにも分かるくらいはっきりと聞こえるほどの息づかいになり


 「テレホンSEXしよ、めちゃめちゃにして」

 
 その一言で 僕の理性が ふっとびました

 僕は すぐさま 受話器ごしの相手に

 「ちょっと待ってて」 

 フロントから 飛び出して すぐに出入り口の鍵をかけ

12個あるボックス席のうち 一番奥にある部屋へ‥


 そして 彼女の電話を再び取り、欲望のままに 大きいほうの声を あげてしまいました。


  「あ¨ぁー」

 そして そのまま 僕は絶頂に達っし 熱い精液を リクライニング・チェアーの上に発射してしまい、後掃除をする事になったわけですが、14歳で 金メダルを取った
岩崎恭子選手の言葉を真似るわけではないですが


 そのときしたオナニーが 人生で一番気持ち良かったです