メガザル(試練)

こんばんは、末期です。
 
 昨日から ずっと食欲がなくて、朝から何も食べてません
そして、あれほど エロ動画鑑賞が好きだったのに性欲が湧きません、オナニーする気も起きないんだ。


 近況報告は それぐらいにして続きを書きますね


 写真は誰が撮ったのか 答えが出ないままに、スライドは次第に透過していき、最終的には完全に消滅したんだ。

 それから間もなくして、また次の写真(?)が画面の中央から拡大されていくのが見えた。

 最初それは小粒大の大きさしかなかったんだけど、例のごとく スムーズに拡大されて文字(?)が認識出来る程になった。

 ダイヤログには、英文字で 男性か女性かという問いかけの文章が つらつらと書きこまれています。

 何かのアカウント登録画面でしょうか?

当然僕は男性の方にチェックを入れ、承諾して次の画面へ〜

 すると いきなり インストールを推奨画面が現れて ゆっくりと進み始めました

 全部進んだところで、何やら急にモニターの電源が落ちて、まっ暗になりました


 コンピューターウイルスかな? あれ? 電源入んないや

 しょうがなくなり、PC購入の際に付属で付いてた リカバリCDと 起動用デイスクをセットし、電源を入れます

 数分後、工場出荷状態に戻った僕のPCは無事にOSを起動させる事が出来ました

 
 あれは一体何だったんだろう?

 まっいいか、こんなくだらない事に時間を費やしてる暇はない、積んでるうエロ動画と同人ゲームをしなくちゃな
っと思い、外付けHDDを、リカバリしたばかりのPCに繋ぎます

 エロゲなら、何もソフトをインストールしなくても起動するはずです。 僕は別HDDのFフォルダを開きました

 その瞬間、僕の目に飛び込んできたのは、さっき見たばかりの‥「それ」でした


 僕はもう驚いたり、泣いたり 怖い思いを存分に味わった後なので、「ああ、やっぱりね」くらいの感情shか湧かなかった

 でもさすがに この後エロゲをうる気力も失せて、そのままPCの電源を切って、そのまま寝ました


 昼頃、目が覚めて母と顔を会わせたのですが、母はなにやら怪訝な顔をして まるで僕を汚いものを見るような目つきで 僕を睨み付けました

 夜中に僕が儀式の最中に叫んだ呪文を どうやら母に聞かれてしまったようです。


 「ああ、あれね。あれは ただ外にいる猫が にゃーにゃー五月蝿いもんだから脅かしてやろうと思ってさ」
‥などと言い訳がましく説明してやろうと思ったんですが、時間の無駄なので止めておきました

 どうせすぐに忘れるでしょう


 さて、昨日のフォルダは一体何なのか解読してやるかと、ミステリーマニアの僕は上機嫌で PCの電源を立ち上げ、別HDDのなかのFフォルダを開きます

 昨日の夜は全然着付かなかったのですが、よく見ると昨日実行したはずのexeファイルは跡形もなく消えています

 その代わりに、英語で書かれたtxtファイルが入っていました

 僕は それをメモ帳で開きまました

 そこには英文字で何やら長長と長文が書かれていて目につくのは「death」やら 「heaven」やら torojyanの文字が書かれています


 前にも話しましたが 僕の英語力は大したことないので、ここは迷わず「EXCITE翻訳」を使うことにします

 所詮機械翻訳なので、たどたどしい日本語で こんな風な事が書かれてありました


 「ようこそ 末期様、メガザルの世界へ

私たちは この物質至上主義社会を本来の霊的至上主義社会に転換する為に活動しているグノーシス集団「メガザル」です。 この度は 「メガザル」の新規参入試験のお申し込みありがとうございます

 さっそくですが私達から貴方に、我が組織「メガザル」に加入する資格があるかどうか適性判断する為の試験をご用意させていただきました

 もうお気付きかもしれませんが、フォルダ内にある65535個のexeファイルが「それ」です

 このexeファイル群には、世の中に 妬み恨みの情を持っている国際A級ハッカー達が苦心の末に作りあげた「悪意のあるプログラム」です

 種類は トロイ ワーム 亜龍系の新種ウイルスなど‥ありとあらゆる種類を取り揃えてあります

 末期様は これらのウィルスを三日三晩の間に全て駆除して下さい


 全てを駆除出来たとき 扉は開かれるでしょう」


 と、こんな感じの文章が書かれてあって、最初誰かのイタズラだと思ったんだ

 霊的至上主義だと?  ふざけるな


 あまりにも馬鹿馬鹿しいので無視して フォルダを閉じようとしたんだけど、昨日ブラウザを閉じようとしたときと同じく、閉じれない

 
 「やられたー」  僕のPCはコイツラ(exeファイル)を どうにかして全て消してしまわないと まともに作動してくれそうになかった


 で、僕は その日から寝る間も惜しんで、ファイルを片っぱしから実行し、ウィルスに感染しては、ネットで駆除方法を調べ 削除すると言う方法を実行したんだ。


 ウィルス・ソフトで駆除すればいいじゃないかと思うかもしれないけど、並のアンチ・ウィルスソフトでは まったく歯が立たず、ウィルス検出率NO1のあのカスペルスキーでさえも、完全に除去するのは難しいのだ。

 だから僕は一つ一つ丹念にネットで調べては、レジストリエデイタで削除していったんだ


 そして三日後 僕は遂にあと最後の一つを残して、他のファイルを削除する事に成功した

 このときは すでに精神力・体力ともに限界で、精神にも異常をきたし始めて 本来なら見えてはいけない物が見えてしまったり、聞こえるはずのないピアノの伴奏や
お寺の坊主が お経を読経しているのが聞こえていた


 だもんで、はた目から見ても常軌を脱していたのだろう、あれほど僕に無関心な父が重い腰を上げた


 
 ‥どうやら僕を精神病院に入れるらしい‥



  時間切れ‥‥みたいです。


  また この続きは明日書きます  





                          では